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[2021年11月版] RaspberryPiをヘッドレス(キーボード、モニタ、マウスなし)でセットアップする(raspios-bullseye編)

はじめに

pythonの自学の為に、RaspberryPiをセットアップする。VMで作成しても良いが、複数台のPCからアクセスをしたい為、省電力のRaspberryPiとした。

RasberryPiを初期セットアップするには、モニタ、キーボード、マウスを接続して行うが、いちいち接続するのが面倒。よって、それらの機器を接続せずにセットアップを行ってみる。セットアップには、Windows10を使用した。

OSの準備

OSのダウンロードは、公式ページからダウンロードするが、ダウンロードに時間が
かかる為、ミラーサイトよりダウンロードする。

  • RaspberriPi 公式
    • /raspios_lite_arm64/images/raspios_lite_arm64-2021-11-08
  • JAIST ミラー
    • /pub/raspberrypi/raspios_lite_arm64/images/raspios_lite_arm64-2021-11-08

ブート用SDカードの作成

SDカードにOSを書き込む方法は以下の方法がある。

  1. Raspberry Pi Imagerを使いオンラインで書き込む
  2. Raspberry Pi Imagerを使いオフラインで書き込む
  3. balenaEtcherでOSを書き込む

Raspberry Pi Imagerは動作がもっさりしているので、今回は3の方法を使用する。
書込み方法は、特に難しくなく画面にしたがって行えば出来る為、ここでは割愛する。
書込み後、一度SDカードを外して、再度PCにセットすると、「boot」領域がマウント(bootというボリューム名)される。

ssh起動用ファイルの作成

raspiosはデフォルトでsshサービスが無効化している為、sshサービスを起動するように「boot」領域に拡張子無しのsshファイル(ディレクトリでも可)を作成する。
このファイルは起動時に削除される。

Wi-Fi接続用の設定ファイルの作成

Wi-Fiを使ったほうが、設置するのに電源ケーブルのみとなり容易なので
こちらの設定を行う。LANケーブルを直接接続する場合は、この設定は不要。
「boot」領域に、wpa_supplicant.confを作成し、Wi-Fi設定を行う。

シリアルコンソールの設定

シリアルケーブルで接続できるように、「boot」領域の、config.txtを編集する。以下の設定をファイルの最終行に追加する

RaspberryPiの起動

上記の準備や設定が完了したら、sdカードを本体に挿入し、電源ケーブルを
接続して、本体を起動する。本体のグリーンランプの点滅が落ち着いたら
RaspberryPiが起動していると思われる。

ssh接続する

raspberrypi.localで接続する

windows10やmacを使用している場合、「raspberrypi.local」で接続できる。
しかし、同一セグメントに複数の本体がある場合、接続できない場合がある。
接続できないない場合、IPアドレスを調べてsshする。

IPアドレスを調べる

MACアドレスから当該本体のIPアドレスを調べる。
MACアドレスは、RaspberryPi4から変更されているので下表を参考にする。

format 1 format 2 format 3 備考
B8:27:EB:xx:xx:xx B8-27-EB-xx-xx-xx B827.EBxx.xxxx RasberryPi4以外
DC:A6:32:xx:xx:xx DC-A6-32-xx-xx-xx DCA6.32xx.xxxx RasberryPi4
E4:5F:01:xx:xx:xx E4-5F-01-xx-xx-xx E45F.01xx.xxxx 産業用?
  • 192.168.10.X の10から50を調べる場合